アガリクス東栄新薬

アガリクスについて

アガリクスの選び方
3つのポイントを研究実績No.1メーカーが解説

【アガリクス】とインターネットで検索すると、「ハウス栽培?、自然露地栽培?」「低分子有効成分××?」など様々な情報が掲載されています。

このコラムでは、そもそもアガリクスとは何なのか?アガリクスの違い、気になる有用成分、安全性、そしてアガリクス製品の選び方について、これまでに発表された科学的根拠(国際論文)をもとに研究実績No.1メーカー=東栄新薬株式会社が解説します。

1.アガリクスとは?

健康食品、サプリメントとしてよく耳にする【アガリクス】。アガリクスとはそもそも何なのか?についてご説明します。

1.1 アガリクスはブラジル原産のキノコ(茸)

ハウス栽培アガリクス

アガリクスは一般的な病院、クリニックで行われている治療をサポートする補完代替療法の分野で、多くの支持を受けているキノコの1種です。

アガリクスは、南米ブラジルのサンパウロ郊外、ピエダーテ地方に自生していたキノコで、現地では「幻のキノコ」、「神のキノコ」、「太陽のキノコ」と呼ばれていました。

(サンパウロ郊外のピエダーテ地方)

1970年前後に日本での人工的なハウス栽培が開始。

その後の研究により、アガリクスに様々な有用性が確認されたことから、1990年代中ごろから一般的な病院、クリニックで行われている保険診療(主に西洋医学)をサポートする補完代替療法の分野で多くの方々に利用されるようになりました。

厚生労働省の助成金を活用して行った調査では、補完代替療法として利用されている健康食品、サプリメントの中では、アガリクスが60%以上と最も多くの支持を受けているといった結果となりました。

アガリクスの使用頻度

1.2 アガリクスの学名

担子菌(いわゆる「キノコ」として知られている生物のグループ)ハラタケ目Agaricales、ハラタケ科 Agaricaceae、ハラタケ族 Agaricusの学名(目・科・属名)をカタカナ表記したものです。

ハラタケ属は現在約30種類ほどあり、それらはすべて、学名が「アガリクス」ではじまっています。身近な例を挙げれば、サラダやシチューなどに使われるマッシュルームも学名を「アガリクス・ビスポラス(Agaricus bisporus)」といい、ハラタケ属のキノコです。

アガリクス・ビスポラス

補完代替療法の分野で多くの方に利用されている「アガリクス」は、和名をハラタケ科ヒメマツタケ(俗名:カワリハラタケ)、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル(Agaricus blazei Murill)という種類に限定されます。

カワリハラタケと呼ばれるものは米国など他国にもありますが、アガリクス・ブラゼイ・ムリルはブラジルを原産国としています。

なお、国際的なキノコに関する学会=国際薬用キノコ学会では、学名を「アガリクス・ブラジリエンシス(Agaricus brasiliensis)」にすべきではないかという提言もあり、現在は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」と「アガリクス・ブラジリエンシス」、また最新の名称として「アガリクス・サブルフェセンス(Agaricus subrufescens)」も使われています。

2.アガリクスの違いについて

国立健康・栄養研究所のデータベース【「健康食品」の安全性・有効性情報】では、アガリクスは「菌株、栽培条件、産地により、その特性や含有成分が異なる」と明記され、厚生労働省からも「原材料や製品でかなり品質に差異がある」と注意喚起されています。

以下、アガリクスの代表的な【菌株、産地、栽培方法】の違いをご説明します。

2.1 アガリクスの菌株

アガリクスはキノコの一種であることから真菌類に分類されます。そのため、乳酸菌、ビフィズス菌などと同じく菌株によってその性質が異なります。

代表的な菌株

キング・アガリクス21=KA21株

アガリクスの菌株

東京薬科大学免疫学教室をはじめ、東京大学食の安全研究センター、慶應義塾大学医学部、順天堂大学医学部、麻布大学医学部などの先端学術機関との20年以上におよぶ研究実績があり、これまでに発表された国際論文数は26本。

アガリクスの菌株の中でも最も研究実績がある菌株です。日光の下でも生育することができる強い菌株を何世代にも渡って選別してきたため、栽培が非常に難しい自然露地栽培が可能な菌株です。

その他の菌株として岩出101株、ITO-S株などがあります。

2.2 アガリクスの産地

アガリクスは高麗人参のように地中の栄養素を吸収して育つため、産地(ブラジル、日本、中国など)の土壌の影響を大きく受けます。

アガリクスの代表的な産地

原産地ブラジル産 

ブラジル

原産地ブラジル産。ミネラル、栄養素が豊富なアガリクスが育ちます

日本産

日本産

土地の安全性は高いですが、農作物の栄養価が年々下がってきています

中国産

中国産

土壌汚染された土地で栽培された中国産アガリクスで過去に健康被害の報告があります

2.3 アガリクスの栽培方法

アガリクスは栽培方法(自然露地栽培、ハウス栽培)によって、サイズなどの見た目や、有効成分であるβ-グルカンやビタミンDなどの含有量が異なります。

ハウス栽培

ハウス栽培アガリクス

天然のアガリクスは収穫が困難とされ、現在、サプリメント・健康食品の原料として使用されるアガリクスのほとんどは、人工的に【ハウス栽培】されたものです。

ハウス栽培

(ブラジルのハウス栽培農場)

日光を遮った暗所で人工的に栽培するため、小ぶりで栄養価の低いアガリクスになります。

自然露地栽培

自然露地栽培アガリクス

天然のアガリクスに最も近いとされる【自然露地栽培アガリクス】は栽培が非常に難しく、原産地ブラジルのごく限られたエリアで行われているのみで、市場にはあまり出回っていません。

自然露地栽培

サイズはハウス栽培の5倍ほどに大きく育ち、主成分のβ(ベータ)-グルカンやビタミンDなどの栄養素やミネラルを豊富に含みます。

アガリクスの違い

(左:ハウス栽培アガリクス 右:自然露地栽培アガリクス)

タンク培養

タンク培養

その他に、キノコの根っこの部分(菌糸体)を人工的にタンクで培養する【タンク培養】といった栽培方法もあります。

アガリクスの菌糸体

(アガリクスの菌糸体の顕微鏡写真)

低コストで大量生産できるために、アガリクスがブームになった時に、異業種からの参入メーカーの多くがこの栽培方法を選択しました。その後、菌糸体には食経験がないことなどから、安全性が懸念されタンク培養はあまり行われなくなりました。

3.アガリクスの有用性について

アガリクスにはどのような有用成分が含まれているのか? また、有用性に関してはどのようなデータがあるのかをご説明します。

3.1 アガリクスの有用成分

アガリクスにはタンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など様々な栄養成分が含まれていますが、中でも主成分であるβ(ベータ)-グルカン、ビタミンDが近年、注目を浴びています

主成分β-グルカン(ベータ グルカン)

キノコ類やパン酵母などに含まれる非常に分子量が大きい多糖類の1種です。アガリクスにはβ-グルカンの中でも、【β-1,3-1,6グルカン】を多く含みます。

β-グルカンは体内に吸収されて有用性を発揮するのではなく、腸管を刺激することで有用性をしめすユニークな特徴があります。

アガリクス製品の中では、β-グルカンを体内に吸収されやすくするため、低分子化、酵素処理、細胞壁破砕などを行ってβ-グルカンの分子量を小さくしたものがあります。近年の研究では、β-グルカンを低分子化すると著しく有用性が減弱してしまい、低分子化した製品に効果がなかったとする論文*も発表されています。

(*Int J Urol. 2010 Jun;17(6):548-54. 京都大学のグループが発表)

世界的に注目を浴びるビタミンD

アメリカではビタミンDとカルシウムを一緒に摂ることで、5年間で161億ドル(1ドル110円換算で1兆7710億円)の医療費削減効果があるなど、海外では非常に注目されている成分です。

ビタミンDはアガリクスの中でも、日光を浴びて育った自然露地栽培アガリクスにのみ含まれます。

3.2アガリクスの有用性データ

アガリクスに関しては、各メーカーがそれぞれの菌株などに対して研究開発を行い、研究成果は国際論文として発表されています。

現在では、自然露地栽培アガリクスに適した菌株であるキング・アガリクス21=KA21株に関する国際論文が最も多く26本の国際論文が発表されています。

一方、国産のハウス栽培アガリクスを低分子化した製品に関しては有効性が確認されなかったとする論文*もあるため、製品ごとのデータを確認する必要があります。

(*Int J Urol. 2010 Jun;17(6):548-54. 京都大学のグループが発表)

4.アガリクスの安全性

アガリクスの安全性に関してはどのようなデータがあるのか、副作用としてはどのようなことを注意しなければいけないのかをご紹介します。

4.1 アガリクスの安全性データ

アガリクスは製品ごとに安全性が異なります。安全性が確認された論文がある一方、品質の低いアガリクス製品では副作用も報告されています。

安全性が確認された研究データ

健康な人が、ブラジルで自然露地栽培されたアガリクスを通常の3~6倍量(9g)、長期間(6か月間)飲んだところ肝機能、腎機能への影響もなく副作用(有害事象)も報告されなかったといった論文*があります。

(*Evid Based Complement Alternat Med. 2008 Jun;5(2):205-19. 順天堂大学医学部、東京薬科大学のグループが発表)

アガリクスの副作用報告

がん患者さんが中国産の品質の低いアガリクスを飲んだ結果、重篤な肝機能障害を起こしたという報告があります。その後、その商品は発売中止となりました。

4.2 アガリクスの副作用

アガリクスの副作用として、キノコアレルギー(食物アレルギー)と豊富な食物繊維によるお腹の不調があります。

キノコアレルギー

キノコの1種であるアガリクスには、他のマツタケ、マイタケ、シメジなどと同じく摂取することでアレルギーを起こす方がいらっしゃいます。

キノコアレルギーの具体的な症状として湿疹、じんましん、皮膚のかゆみ、のどの痛み、息苦しさなどがあり、摂取後すぐ(2時間以内)に現れ、時間の経過とともに回復します。

キノコアレルギーの方は体質的に合わないので、アガリクスの摂取は控えて下さい。

豊富な食物繊維によるお腹の不調

アガリクスには食物繊維が豊富に含まれるため、飲み始めた時にお腹の不調(下痢や、お腹の張る感じ)を感じる方がいらっしゃいます。このような場合には、一時的にアガリクスを飲む量を半分にして頂き、慣れてきてから量を増やして下さい。

5.アガリクスの選び方 3つのポイント

アガリクスの選び方

最後に、アガリクスの選び方を3つのポイントに絞ってご紹介します

5.1 栽培方法

まずはじめに、注目して頂きたいのが【栽培方法】です。

先ほどもご紹介しましたが、アガリクスの栽培方法は、一般的な【ハウス栽培】と、希少性の高い【自然露地栽培】の2種類があります。

厳しい自然環境の中、自然露地栽培されたアガリクスは、日光を遮って人工的に栽培されたハウス栽培に比べて、サイズは5倍以上にまで育ちます。

(左:ハウス栽培     右:自然露地栽培)

栽培方法の違いは、主要成分であるβ-グルカンやビタミンDの含有量にまで影響します。

有用成分の含有量の違いから見ても、自然露地栽培アガリクスを選びましょう。

自然露地栽培アガリクス > ハウス栽培アガリクス

5.2 産地

続いて【産地】です。

アガリクスの主な産地は、原産地ブラジル、日本産、中国産があります。

ブラジル 日本産 中国産

まずはじめに、中国産アガリクスは安価ですが、以前、肝機能障害の報告もあることから安全性の面でオススメできません。

次に日本産の違いはどうかというと、確かに安全性は高く安心して摂取することができますが、限られた狭い国土で繰り返し栽培されるため、近年では農作物の栄養価が低下してきています。

約40年間で農作物(大根)のビタミンC、カルシウムの含有量が87%も下がっています。

一方のブラジルは、大自然の宝庫アマゾンに代表されるように非常に土壌が肥えています。

ブラジル

(ブラジルの大自然)

大自然の中、新しく開墾された農場では土壌汚染の心配なく、無農薬で栽培されていれば非常に安全性の高いアガリクスが育ちます。

実際に日本産とブラジル産のアガリクスを比較した図がこちらです。

オレンジ色のブラジル産はグレーの日本産アガリクスに比べて、カルシウムは26倍、銅は10倍、セレンは2倍以上と非常に栄養価の高いアガリクスとなります。

以上の点から、アガリクスは原産地ブラジル産を選んでください。

ブラジル産 > 日本産 > 中国産

5.3 研究開発を継続しているアガリクス専門メーカーを選ぶ

最後のポイントが、信頼できるデータを持っているかです。先ほども触れましたが、アガリクス製品の中には、間違った考え方から主成分のβ-グルカンを低分子化して効果が無くなってしまった製品があります。そのため、製品を裏付けるデータがあるかが重要になります。

こちらに関しては、国際論文の発表数が指標となります。

アガリクスの論文

(2017年11月27日各社ホームページを参照)

東栄新薬=キング・アガリクス21=KA21株

A社=ハウス栽培+菌糸体(産地不明)

B社=国産ハウス栽培(低分子有効成分に着目)

C社=国産ハウス栽培(エキス成分)

私たち、東栄新薬株式会社はアガリクスのみを扱っている専門メーカーとして研究開発に注力し、これまでに発表した国際論文数は26本とアガリクスメーカー最多となっています。

また、現在も研究が継続されているかどうかの指標となる、2010年以降の論文発表数は以下になります。

アガリクスの論文数

アガリクスメーカーの中には、B社のように研究開発の指標となる論文発表がされていないメーカーもある中、私たち東栄新薬は研究開発を継続し2000年以降の国際論文発表数は17本と群を抜いています。

製品の裏付けとなるデータを持っているアガリクス専業メーカーを選ぶ

6. アガリクスについてのまとめ

アガリクスは、統合医療の分野で多くの支持を受けているブラジル原産キノコです。

そして、アガリクスは【産地、栽培方法、菌株】によって含まれる栄養成分などが大きく変わってきます。

アガリクスを選ぶ時には、産地=ブラジル産、栽培方法=自然露地栽培、信頼できる裏付けデータを持っているアガリクス専門メーカーかどうかを確認して下さい。