安全性の高い日本産アガリクスの品質とは

2017年12月16日

安全性の高い日本産アガリクスの品質とは

執筆者:元井章智

日本の農業技術は国際的にも評価が高いのはよく知られています。「Made in Japan」の農産物は、価格は高いが品質は良く、安全で安心、なおかつ美味しいという印象を持たれているようです。野菜や果実などは大きさがほぼ均一で見た目が美しく、パッケージは工夫されており手に取りたくなるようなデザインです。また日本は食の安全基準値が世界で最も厳しい国ともいわれており、農薬の使用基準や土壌や水質などの栽培環境の徹底した安全対策が、「日本の農産物は安心して食べられる」という高い評価へとつながっているのでしょう。

 

近年、健康食品として注目されるアガリクスも日本国内で生産され、さまざまな製品となって販売されています。農産物の評価が高い日本で栽培されたアガリクスも、やはり品質が良く安全・安心といった評価を得ているのでしょうか。

 

今回のコラムでは、日本産アガリクスがどのような環境の下、どのような方法で栽培されているのかを詳しく説明していきましょう。

1.日本の土壌はアガリクス栽培に向いている?

アガリクスは本来、南米ブラジルのサンパウロの近郊、ピエダーテ地方に自生していた貴重なキノコです。ブラジル国内でも自生する天然のアガリクスを収穫することは非常に困難で、人工的なハウス栽培も行われているというのが現状です。そのため、自生したいわゆる天然物のアガリクスが日本国内に流通するということは極めて稀なことです。

 

アガリクスが自生していたピエダーテ地方は、一年中温暖な気候で、定期的に雨が降り、適度な雨量がもたらされます。土壌も肥えていて十分な養分が含まれています。こうした条件がそろってはじめて天然のアガリクスが採取されるのです。

ピエダーテの地図

(ブラジル サンパウロ郊外のピエダーテ地方)

この天然のアガリクスに最も近い状態で栽培されているのが自然露地栽培といわれています。現在、この栽培方法はブラジルでしか行えないとされています。大自然の恵みに包まれているブラジルの土壌には、アガリクスが生育するために必要な養分が多く含まれ、そして強い日差しと新鮮な空気が大きく立派なアガリクスに成長させるからです。

自然露地栽培アガリクス

(ブラジルで自然露地栽培されたアガリクス)

日本では現在、アガリクスのハウス栽培が行われています。ブラジルから日本国内にアガリクスのハウス栽培が上陸したのは1965年ごろといわれており、それ以降、ハウス栽培でアガリクスを育てています。なぜ日本では露地栽培が根付かなかったのでしょうか。

 

その理由として、日本の狭い農地で繰り返し栽培することで次第に土の中の養分は減少し、痩せた土地で育ったアガリクスは栄養素の含有量が低くなってしまうからです。結果的に栄養成分の低いものにしか生育しないため、露地栽培は向いていないということになります。

2.日本のハウス栽培とは

日本国内で行われているハウス栽培とはどういった方法なのでしょう。
アガリクスのハウス栽培は、国内の農地で目にする透明のビニールハウスを用いるのとは違い、自然光を一切遮断した真っ暗な小屋などで行われます。

ハウス栽培

(ハウス栽培の様子 日光を遮った暗所で行う)

 

ハウス栽培は、天候に左右されず一年を通して一定の収穫量が見込めるのが最大のメリットです。大量に収穫できるので、ブラジル産の自然露地栽培アガリクスよりも非常に安価で、毎日でも摂取できる手軽さがあります。しかし、ハウス栽培のアガリクスはどれも小ぶりでアガリクス本来の大きさには育ちません。

ハウス栽培アガリクス

(小ぶりなハウス栽培アガリクス)

アガリクスの違い

(サイズの違い 左:ハウス栽培アガリクス 右:自然露地栽培アガリクス)

 

栄養素の含有量にいたっても自然露地栽培されたアガリクスに比べて劣っています。例に上げると、アガリクスの主成分であるβ-グルカンは、身体を守る働きを活発にする作用が期待される栄養素ですが、ハウス栽培の約1.5 倍もの含有量があります。またカルシウムやビタミンDをはじめ、人の体内で作ることができないセレン、銅、鉄などのミネラルも多く含まれています。

βグルカンの比較

 

弊社のブラジル産自然露地栽培「キングアガリクス」と、日本産ハウス栽培アガリクスを比較した場合、ビタミンDが約34倍、日本人が不足しやすい栄養素といわれるカルシウムが約26倍、骨や赤血球の形成を助ける銅は約10倍も含まれています。

栄養素

 

3.栄養価は低くとも安全性は確実

ただ、栄養素の含有量は低くても日本産のアガリクスは安心して摂取できます。日本国内で流通しているアガリクスには中国産も多くあります。しかし大気汚染が深刻な劣悪な環境の中で栽培された中国産の商品は安心して摂取できるでしょうか。さらに中国から輸出する際には、カビの繁殖を抑えるために大量のホルマリンを使用するケースもあるなど、いくつもの不安要素が挙げられます。

 

中国産と同じように海を渡ってくるという点で、ブラジル産は大丈夫? とお考えになる方もいらしゃると思いますが、弊社の「キングアガリクス」は、そのような心配はまったくありません。常にブラジルの土地を新しく開墾した完全無農薬で栽培しており、残留農薬検査と重金属検査も行っています。さらに、お客様に安心して毎日摂取いただくために、ヒトによる臨床試験でも安全性を確認してます。

検査結果

 

まとめ 自然露地栽培に勝るものはない

「Made in Japan」は、安全・安心、高品質なイメージはありますが、アガリクスに関しては、ブラジル産の自然露地栽培が最もおすすめできる商品です。アガリクスが本来持っているパワーを体感してください。

 

執筆者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー