間違った製品選びで、アガリクスの摂取が逆効果に

2019年9月30日

間違った製品選びで、アガリクスの摂取が逆効果に

副作用

執筆者:元井章智

年齢も性別も問わず、どなたでも手軽に摂取できるアガリクスは、多くの方々に愛用されている注目の健康食品・サプリメントです。

 

日本だけではなく、世界各国に流通しているアガリクス製品は、さまざまなメーカーが製造、販売しており、どの商品を購入すれば良いのか迷ってしまうという方も多いでしょう。

 

そこで気を付けたいのが、アガリクス製品はメーカーごとに品質がバラバラであるということです。

 

価格だけを見比べて購入してしまうと、健康被害を引き起こし逆効果になることも。

今回は、品質の良いアガリクスを選ぶポイントを解説していきます。

安価で粗悪な中国産アガリクスを摂取し、肝機能障害に

日本国内で流通しているアガリクス製品の代表的な産地は、日本産のほかに、ブラジル産や中国産、台湾産などがあります。

 

栽培方法や品質はそれぞれ異なりますが、価格も数千円から数万円までと大きく差があります。

 

中でも中国産のアガリクス製品はとても安価で、どなたでも気軽に購入しやすいものになっています。

 

健康食品・サプリメントはアガリクス製品だけに関わらず、日々の健康維持を目的として食生活に取り入れるものです。

 

毎日コンスタントに摂取することがとても重要なのですが、高価な製品では継続することが難しく感じてしまい、サプリメントのパワーを実感することなく途中で断念してしまう方も中にはいらっしゃるかと思います。

 

しかし、購入しやすい安価な健康食品の中には、品質管理が行き届いていない製品もあります。

 

実際に以前、中国産のアガリクス製品を摂取した方が、肝機能障害(劇症肝炎)を発症したという報告がありました。

 

せっかく健康を手に入れようとしたのにこれでは逆効果となってしまい、残念な結果となってしまいます。

 

アガリクスは世界でも希少なキノコといわれており、安価なものにはそれなりの理由がある、という視点を常に持っていた方がいいでしょう。

ブラジル産露地栽培とハウス栽培の違いとは

健康食品として世界でも注目されているアガリクスの原産地は、南米ブラジルです。

 

現在、天然のアガリクスの入手はほぼ不可能とされ、天然に最も近いとされる露地栽培は、手付かずの大自然が残るブラジルの非常に肥えた土壌で、太陽の下で行われます。

 

そして生命力が強く、過酷な自然環境を生きぬいた露地栽培アガリクスは大きく立派に成長します。

キングアガリクス

(過酷な自然環境を生き抜き、アガリクス本来の大きさに育った露地栽培アガリクス)

 

このブラジルの地で、アガリクスの露地栽培を行う企業やメーカーは皆無に等しく、実際には弊社のブラジル農場以外にはほとんどありません。

 

しかし、露地栽培は天候に左右されるため生育が大変難しく、アガリクスはハウス栽培が一般的となっています。

 

ハウス栽培は光を一切遮断したジメジメとした小屋で行われます。天候に左右されないため、年中栽培が可能で、収穫量も一定。

 

手間も掛からないのでハウス栽培のアガリクスは安価で流通できるのです。

ハウス栽培アガリクス

(人工的に日光を遮った環境で栽培されたハウス栽培アガリクス)

 

しかし収穫したアガリクスはアガリクス本来の大きさにまでは育たず小ぶりで、露地栽培のアガリクスとは比べ物になりません。

サイズの比較

(左:ハウス栽培アガリクス  右:露地栽培アガリクス)

 

その見た目同様に栄養素の含有量にも大きな違いがあります。

 

弊社のブラジル産露地栽培「キングアガリクス」と、日本産ハウス栽培アガリクスの栄養素を比較してみると、アガリクスの主成分であるβ-グルカンは約1.5倍、世界的に注目されている栄養素であるビタミンDがたっぷりと含まれていることが分かります。

β-グルカン

ビタミンD

 

中国産アガリクス製品を摂取して、逆効果になってしまった原因は?

安価で出回っている中国産のアガリクス製品は、もちろんハウス栽培によるものです。

同じハウス栽培とはいえ日本産と異なる点は、品質の安全性にあります。

 

中国は急速な近代化にともなうPM2.5などの大気汚染が、世界的な問題になっています。

さらには工場廃水による水質汚染や土壌汚染なども深刻化しています。

 

このような環境下で生育した中国産アガリクスは、果たして安全なのでしょうか。

 

さらには、中国から乾燥キノコを輸出する際には、大量のホルマリンを用いることがあります。これはカビの繁殖を抑えるためといわれていますが、日本の検疫ではホルマリンのチェックはほとんど行われていないというのが現状です。

 

アガリクス製品を購入する際には、生産地を必ず確認し、その安全性をチェックすることが必要です。

研究開発の件数が、信頼できるメーカーであるかの指標となる

数あるアガリクス製品を扱うメーカーや企業には、弊社のようにアガリクスだけに力を注ぐ専門メーカーもあれば、多種多様な健康食品を扱い、その中の一つがアガリクス製品というメーカーもあります。

 

その品質は、産地や栽培方法、扱う菌株などの違いによりそれぞれに異なるため、各メーカーや研究施設では菌株や製品ごとにその有用性について研究を行っています。

 

その研究実績は信頼できるメーカーであるかの指標にもなります。

 

例えば、弊社が露地栽培に使用している菌株「キング・アガリクス21株(=KA21株)」に関する海外論文発表は28本です。

論文数

これは他社と比較しても群を抜いており、アガリクスの菌株の中でも最も研究実績があるといっても過言ではありません。

 

産地や栽培方法、製造元を確認することが大切

アガリクスは本来、子供からお年寄りまでどなたでも摂取できる安全な健康食品です。

 

しかし産地や栽培方法、菌株、信頼できる専門メーカーであるかなどの情報をきちんと把握して購入しなければ、健康維持のために摂取したものが、逆に体調を崩してしまうことにもなり兼ねません。

 

産地はブラジル、栽培方法は露地栽培、信頼できるデータを持っている専門メーカーであるか、この点を確認して購入してください。

 

アガリクスのパワーを実感し、さらなる健康維持につながるはずです。

 

執筆者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー