アガリクスに効果なし?製品ごとの違いを理解し正しい認識を

アガリクスに効果なし?製品ごとの違いを理解し正しい認識を

効果なし

執筆者:元井章智(サプリメントアドバイザー NR=栄養情報担当者)

アガリクスのエキス製品で効果がなかったとする論文が発表されたことがあります。しかし、アガリクスにはさまざまな種類があり、製品ごとに効果が異なるのですべてのアガリクスに“効果なし”というのは誤解です。

ここでは、アガリクスの効果について正しく判断していただけるよう解説していきたいと思います。

「アガリクスに効果なし」の根拠

「アガリクスのエキス製品を使用しても、効果が得られなかった」という論文が、過去に発表されたことがあります。その論文発表の「効果が得られなかった」という言葉だけが広まり、一時期、“すべてのアガリクス製品に効果がない”という誤解が広まってしまいました。

しかし、どんな製品でも原材料の産地や栽培方法などの違いによって製品ごとの効果がまちまちになってしまうように、アガリクスも産地や栽培方法、研究開発によって、製品ごとの効果が大きく異なっています。

発表された論文では、エキス化されたアガリクスを使用していましたが、実はアガリクスはエキス化すると有用成分であるβ-グルカンの量が減ってしまい、本来持っている効果が低下することが分かっています。

エキスの残り

(エキス化するとβ-グルカンの量が減ってしまうことを東京薬科大学の研究で確認)

エキス化されたアガリクス製品であれば、「アガリクスには効果なし」といった結論になるのも納得がいきます。

エキス化、低分子化していない乾燥キノコ100%がおすすめ

アガリクスに関して、海外では常識になっているものの、日本ではその情報が正しく伝わっていないことがあります。

その中のひとつが、アガリクスに含まれる有用成分のひとつ、β-グルカンの分子量です。東京薬科大学から発表された1990年の論文で、β-グルカンの分子量が大きければ大きいほどその有用性が実感できるということが海外では広く認識されてます。

β-グルカン

(アガリクスに含まれるβ-グルカン もともと分子量が大きいのが特徴)

しかし日本では、β-グルカンの分子量を人工的に小さくした方が、より高い効果が得られるといった間違ったイメージが進行しており、海外ではほとんど販売されていない「低分子有効成分」「水溶性」「細胞壁破砕」といった加工がなされているアガリクス製品が現在でも多く販売されています。

本当にアガリクスの有用性を実感したいと考えているのであれば、そのような間違ったイメージや宣伝に惑わされることなく、エキス化や低分子化していない、乾燥した100%の製品を選ぶべきでしょう。

乾燥キノコ

(乾燥した100%のアガリクス)

ブラジル産の製品にこだわって

有用性を実感できるアガリクス製品を選ぶなら、まだほかにもポイントがあります。アガリクスの産地は主に3つあります。

ひとつは原産国ブラジル、もうひとつは日本、3つ目は中国です。PM2.5といった大気汚染や環境汚染のニュースが報道される中国産は、安全性の面から考えると疑問が残るでしょう。健康を維持するため毎日服用するものですから、安全性の高い原産国ブラジル産か、日本産を選ぶことが賢明といえます。

しかし、この2つにも大きな違いがあります。確かに日本で栽培された食品などは衛生管理や安全管理も非常に厳しく行われており、信頼性は高いといえます。しかし、狭い土地で多くの作物を栽培してきた結果、近年では土地そのものが痩せてしまっており、それが原因となって農作物の栄養成分を大幅に減少させているという報告があります。安全性を重視して栽培しても、アガリクスそのものが持つ栄養成分の量が少なくては、有用性を存分に実感できなくなってしまいます。

その点、原産国であるブラジルは違います。アマゾン川流域に広がる肥沃な大地に象徴されるように、ブラジルには手付かずの大自然が広がっています。新たに開墾する土地には土壌汚染の心配もないので、肥沃な大地の恵みをたっぷりと吸収した栄養価の高いアガリクスが栽培できるのです。

キングアガリクス

(手つかずの大自然が残るアガリクスの原産地ブラジル)

栽培方法でも大きな違いが

栽培方法の観点からみても、ブラジル産アガリクスの魅力が分かります。日本や中国では、気候が合わず土壌も生育に適さないため露地栽培ができません。アガリクスは日光の当たらないじめじめとした暗室でのハウス栽培によって、栽培されています。

ハウス栽培

(暗い小屋の中で行われるアガリクスのハウス栽培)

ハウス栽培

(人工的な環境で栽培されたハウス栽培アガリクス)

一方、灼熱の太陽の光を十分に浴びて育つのがブラジルの露地栽培です。自然環境の中を行向いた露地栽培アガリクスは、アガリクス本来の大きさにまで育ちます。ハウス栽培とは見た目が大きく異なることから私たちは露地栽培アガリクスを「キングアガリクス」と呼んでいます。

農場

(露地栽培アガリクス農場)

キングアガリクス

(自然環境の中で露地栽培されたキングアガリクス)

サイズの比較

(見た目の違い 左:ハウス栽培アガリクス 右:露地栽培キングアガリクス)

栽培された土地にもよりますが、ブラジル産露地栽培のキングアガリクスと日本産ハウス栽培のアガリクスを乾燥100gあたりで比較したデータによると、主成分のβ-グルカンは1.5倍、カルシウムは約26倍、銅は約10倍、世界的に注目されている栄養素であるビタミンDは約34倍含有しており、ブラジル産露地栽培のアガリクスの方が栄養価が高いことが分かっています。また、セレン、ビタミンB1、鉄などの含有量もブラジル産露地栽培の方がハウス栽培のアガリクスより豊富に含まれていることが分かりました。

β-グルカン

アガリクスの栄養素

毎日継続して服用するのであれば、安全性と栄養価の高い、ブラジル産露地栽培のアガリクス製品を選ぶのがベストです。

アガリクスに特化した専門メーカーの製品を

アガリクス製品を製造している健康食品メーカーは数多くあります。しかし、アガリクスの専門メーカーはそれほど多くはありません。弊社は、アガリクスに特化しているアガリクス専門メーカーです。ブラジル産露地栽培での研究実績はNo.1。これまでに発表した国際論文数は28本とアガリクスメーカーの中でも最も多くなっています。

論文数

アガリクスに関する最新の情報を持っているだけでなく、永年の販売経験をもとに一人ひとりに合ったアガリクスの飲み方も提案できます。

弊社はブラジルに露地栽培農場があるので、栄養価の高いアガリクスを使用して、乾燥アガリクス100%の製品を製造しています。アガリクスの有用性を実感したい方は、ぜひ、弊社のアガリクス製品を手にとってみてください。産地、栽培方法、研究開発にこだわった質の高いアガリクス製品の有用性をきっと実感していただけるでしょう。

キングアガリクスの生産者

執筆者プロフィール

社長

元井章智

東栄新薬株式会社代表取締役社長

株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長

慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー

参考文献

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